國體護持塾 公式サイト 更新情報
2017/8/1
連載 千座の置き戸(ちくらのおきど)「第八十回 中江藤樹」
最新情報
2017/08/01 11:24:30
(痛ましき 數多の人を 助けゝる 賢しら人の 祖は如何にか)
この和歌は、「祭祀の道」第25回の「祭祀と孝養(平成23年1月3日)」の冒頭に掲げたもので、ここには、次のやうなことを書いてゐました。
また、世界の人々は、世界における聖人や偉人、賢人とされる人々について、結果や成果のすばらしさだけを評価し、そのすばらしい結果や成果を生んだのであれば、その過程において親や家族を捨てても許されるとする傾向があります。「結果オーライ」といふ結果主義、成果主義による評価です。否、それ以上に、親や家族を捨ててでも、世界の為に生涯を捧げるのであればたとへ結果や成果が残せない場合でも努力自体がすばらしいことだとするのです。
例を挙げると切りがありませんが、キリストも釈迦も、マザー・テレサも野口英世も、みんな親を捨て家族を捨て結果や成果を出しました。少なくとも親とは隔絶した生活をしてゐます。これらの人は、確かに悟りを開き、多くの人を救ひ、偉大な功績を残し立身出世したから良かつたですが、誰彼でも成功するとは限りません。何万分の一、何億分の一の確率でしか成功しないのです。ところが、その功名に刺激されて、これらの人々の後に続かうとして、その何万倍、何億倍の人が、出家したり、奉仕や研究、事業などに没頭して、親を捨て家族を捨ててゐるのです。・・・
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