國體護持總論
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著書紹介

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昭和二十四年五月

三日、マッカーサーが占領憲法施行二周年における次のメッセージを發表。
 「・・・この二年間の成果は誠に大きい。この間を通じ諸君は新しい憲法の定めるところをよく理解し、これを自分の生活にとり入れるようになった。・・・ポツダム宣言によって明らかにされた連合國の諸目的は既に多くの重要な面において達成されている。」(同日付け朝日新聞)

 同日、ケーディスが米陸軍省に正式に辭表提出。

 四日、GHQは、日本製DDTの配給統制を解除。

 六日、ドイツ連邦共和國(西ドイツ)臨時政府が成立。ドイツの分斷決定。

 十二日、極東委員會の米代表が、我が國に對する賠償取り立てを打ち切ると聲明。

 十四日、東京證券取引所が再開する。GHQの證券取引許可を受けて、この日に東京證券取引所が開所式を實施。十六日から營業した。このときの東證上場は六百八十一銘柄。

 二十日、ソ連は、日本人捕虜全員九萬五千人を年内送還と發表(我が國側の計算では四十萬餘人)。

 二十三日、吉田茂首相が、衆議院で講和は意外に早そうと答辯する。

 二十四日、ドイツ連邦共和國(西ドイツ)成立。

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