國體護持總論
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著書紹介

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昭和二十六年五月

一日、GHQ最高司令官リッジウェイが、我が政府へ占領下法規再檢討の權限を移讓すると聲明する。

 三日、マッカーサー、米議會上院軍事外交合同委員會の秘密聽會に出頭(同月六日まで)。日本の爲した戰爭は自國の安全保障のため(自衞戰爭)であると陳述。

 五日、マッカーサーは、同米上院聽聞會で「日本人の成熟度は十二歳、勝者にへつらふ傾向」と發言。

 六日、リッジウェイの一日の權限移讓聲明に基づき政令諮問委員會設置。

 十一日、外務省が、ソ連からの未歸還者三十二萬人と推計。

 十二日、德田球一ら共産黨幹部濳入容疑で前進座捜索。

 十四日、政令諮問委員會第一回會合。占領諸法令の再檢討のために開催。

 同日、GHQが、對日ガリオア援助打ち切りの聲明を出す。

 十六日、WHO(世界保健機構)が日本の加盟を承認。

 二十二日、津輕海峡にソ連製浮遊機雷を發見したと海上保安部が發表。

 二十四日、法務府は、共産黨の「アカハタ」同類紙四紙を發禁。千か所を捜索し三百人檢擧。

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