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連載:千座の置き戸(ちくらのおきど)【続・祭祀の道】編

第百八十五回 反ワクチン・反マスク訴訟 その七

くすりには くすしちからを そなへども いまはさはりの ものとまがへり
(薬には奇し力を備へども今(現代)は障りの物(毒物)と紛へり)


池田利恵日野市議の反マスク訴訟で、自民党らからの答弁書が6日に出てきました。いづれも同じ法律事務所の弁護士が代理人となつてゐますが、西野正人前東京都議の代理人は、自民党らの代理人とは別の弁護士です。


訴訟の進展を踏まへれば、いづれ自民党とは利益相反になるか、主張が異なることになることを想定してゐるのだと思ひます。


しかし、これらの答弁書は、訴状で主張してゐることを無視して、自分勝手な主張だけを展開したもので、訴状に書いた事実について個別的に対応した認否をしてゐません。


そのことを主張して、2日後の8日に反論の準備書面を直ぐに提出しました。そして、自民党らの答弁書と当方の準備書面は、いづれも公開してゐますのでご覧になつてください。


自民党は、国家に準じた巨大な権力を有する政権与党です。「権力の謙抑性」といふ言葉がありますが、権力者といふのは、妄りに自己の権力を行使してはならないのです。


ところが、自民党は、マスクを着用の法的義務もなく、自民党の党則や決定事項において、党員にマスク着用を義務付けてゐないのに、あたかもマスク着用義務があることを前提として、除名処分を行つたのです。


しかも、池田市議が、招かれて講演した名古屋の会場において、マスクを着けない人がゐること知りながら、その人たちにマスクの着用を奨めなかつたことも除名の理由になつてゐるのです。

主催者でもないのに、参加者にマスク着用を促す義務もあつたといふことになります。


私たちからすれば、この主張は初めから想定してゐた主張でした。


こんな法令無視、人権無視により、平然と除名処分を行ひ、それが正当であるといふ主張を堂々と主張してきたのです。自民党は、民主的団体ではないことを暴露したことになります。


この除名処分は、前政権を担当した菅義偉総裁の下でのものでしたが、聞く耳を持つと宣言した岸田文雄新総裁の下でも、この主張を維持し続けるのでせうか。


これが、本当に岸田文雄新総裁本人の認識に基づくものであるのかについて、訴訟において釈明を求める必要があります。もし、自民党の主張のとほりであれば、看板に偽りがあるといふことなります。


ワクチン利権に搦め捕られて、その言ひなりになつてゐるのは、自民党だけではありません。今のすべての既成政党も同じです。すべての不条理に異議を唱へるはずと世間を欺してきた創価学会・公明党や共産党は、いち早くワクチン利権に尻尾を振つて擦り寄り、そのお零れをもらつて旗振り役を率先して勤めてゐます。


ワクチンのこととマスクのこととは別問題だと言ふ人がゐますが、決してさうではありません。


ワクチン接種を奨めるためにはウイルスに対する過度な恐怖感を与へ続けなければならないからです。そのためには、常にマスクをさせることによつて、常にウイルスへの恐怖感を抱くやう自己暗示をかけ続けさせることができるからです。


「エビングハウスの忘却曲線」といふもので説明されることがありますが、人間は忘れる動物なのです。だから、マスク着用を続けさせることによつて、ウイルスに対する恐怖感を日々再生産させて、それを逃れるためにワクチン接種を薦めるといふ図式ができるのです。


だから、ワクチン利権に搦め捕られてゐる岸田総裁が特技だと自讃する「聞く耳」とは、ただ、話が右から左にすり抜けるだけの洞穴です。ワクチンとマスクについては、絶対に聞く耳を持たないのです。


「尾身」クロン(オミクロン)が出てきたので、それが大流行すると大騒ぎしてゐるのも、ワクチンの販売促進の戦略です。ワクチンがもともと効かないのは、有効率のカラクリのことを反ワクチン訴訟の訴状で説明してゐることで明らかなのですが、変異株にはさらに効かないどころか、ワクチンは有害な毒物以外の何者でもありません。


その効かない有害なワクチンの3回目の接種を前倒しやうとしてゐるのは狂気の沙汰なのです。


RNAウイルスは、絶えず頻繁に変異を繰り返すので、変異したことで大騒ぎするのであれば、毎日何回も大騒ぎしなければなりません。大騒ぎさせるのはワクチン接種推進の作戦計画に基づくもので、定期的に「変種フィーバー」のお祭り騒ぎをすることによつて、ワクチンの販売促進をして営業活動をする必要があるからです。


そして、この狂気の沙汰は、さらに、このどさくさに紛れて、子宮頸がんワクチンまで推奨を再開することにしました。


これまで、HPV感染予防効果しかなく、発がん予防のない子宮頸がんワクチンについて、厚生労働省は平成25年以降は、積極的に勧めることを控へてゐましたが、来年4月から推奨を再開することを決めて、各自治体に通知してゐます。


HPVウイルスといふのは、一言で言へば、「野次馬ウイルス」です。発がん部位があれば、野次馬のやうに、そこに集まつてくるウイルスです。HPVウイルスが発がんの原因であるとの証明はされてゐません。関連性(野次馬性)はあるが、因果性(病原性)は認められないと、米国FDA(食品医薬品局)の発表で明らかになつてゐるからです。このことは、私が平成22年7月23日に発表した『子宮頸がん予防ワクチンの危険性』や、今回の反ワクチン訴訟の訴状にも詳しく説明してゐるとほりです。


しかも、現在さらに驚くべきこととして、子宮頸がんワクチンを「男性」にまで接種対象を広げやうとする動きです。HPVウイルスが、男性の陰茎がんや、性別とは無関係の頭頸部がん、肛門がんにも関連してゐるのではないかといふ仮説があるからです。


現在、感染拡大してゐるのは、ウイルスではありません。ワクチン接種を強引に推進させるワクチン真理教の邪悪な教義が感染拡大してゐるのです。まさに、狂気の沙汰としか言ひ様がありません。


ところで、私が子宮頸がんワクチンの危険性について、いち早く警鐘を鳴らした11年前の平成22年に、ある支那人が私にこんな挑戦的な話をしました。


中国人は、日本人ほどバカではない。

中国人は、ワクチンなるものを全く信用してゐない。

そんなワクチンを女の子に打たせて不妊症にさせて子供が産めないことを中国政府がさせる筈がない

たとへ、政府がそのやうにしやうとしても、我々は信じない、政府に「政策」があつても、我々には「対策」がある。

そもそも、一人つ子政策によつて将来は少子化、高齢化、人口減少により国力が低下することが予測されるのに、そんな亡国政策を受け入れる筈がない。

中国は、今年(平成22年)にGDPで日本を抜いて世界第2位となつたので、益々中国を成長させるためには、日本を踏み台にして、日本の弱体化をバネにする必要があるので、日本はワクチン漬けになつてさらに少子化、劣子化が進むことを願つてゐる。


こんなことを平気で言つてゐましたが、11年後の今、そのとほりになつてきてゐます。


そして、その支那人は、いみじくもこんなことを付け加へました。


日本は、ワクチンなどの有害医薬品の最終処分場である。と。


確かに、医療廃棄物には、特別管理産業廃棄物も含まれます。水銀などの有害重金属を含むインフルエンザワクチンや子宮頸がんワクチンなどは、廃棄処分が困難なものです。

最終処分場に閉鎖型で埋め立てるには金がかかります。それならば、日本人の体内を最終処分場として接種といふ方法で最終処分するのが一番手つ取り早いと、ワクチン利権は考へてゐるからです。


これが薬好き、ワクチン好き、お上(政府)は悪いことはしないといふお人好しの性善説による空気に支配されてゐるわが国の弱点を見抜いてゐるからです。


つまり、この支那人は、日本人の個々の身体が最終処分場であることを見抜いてゐたのです。


南出喜久治(令和3年12月15日記す)


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