國體護持總論
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著書紹介

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昭和二十四年六月

十日、京濱東北線・橫濱線で、勞働組合管理の「人民電車」が運轉される。東京驛の煙突上で學生が國電のスト中止を要求し、煙突の天邊から「學校に行けないので早く(ストを)やめて」と演説。スト自體は、GHQの命令で翌日の早朝に中止されるが、この學生は約十七時間も煙突上に居續けた。

 十八日、吉田茂首相は、教育敕語に代はる「教育宣言」作成を文教審に諮問。

 二十一日、GHQは、「軍政局・軍政部」を「民事局・民事部」に改稱と發表。

 二十四日、優生保護法改正で經濟的理由での中絶合法化。

 二十七日、ソ連シベリアからの引揚げ再開。引揚げ第一船の「高砂丸」が舞鶴に入港。歸國後に共産黨に集團入黨したことが話題となる。

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