國體護持總論
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著書紹介

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昭和二十四年十月

一日、毛澤東が中華人民共和國(以下「中共」といふ。)成立を宣言。後に蒋介石の國民政府は廣州から臺灣へ逃亡。

 同日、琉球米軍政長官にシーツ少將が就任。

 四日、プレスコード撤廢。

 七日、ドイツ民主共和國(東ドイツ)成立。

 十日、衆議院特別委員會で、引揚者の就職は半數と政府答辯。

 十一日、GHQは、帝國石油が秋田縣八橋油田西方に石油含有の可能性ある岩層を發見と發表。

 十三日、優生保護法で強制斷種は許容と法務府見解。

 十八日、GHQが、昭和二十年九月以來の放送番組の檢閲を廢止。

 十九日、GHQが、日本人戰犯の軍事裁判完了と發表。死刑七百人餘、終身刑二千五百人。

 同日、政府は、全國五十八の朝鮮人學校の閉鎖指令。

 二十四日、GHQが、新聞通信の事後檢閲を廢止。

 二十五日、GHQが、自動車の生産販賣制限を全面解除。

 同日、文部事務次官通達『社會科その他、初等および中等教育における宗教の取扱について』發出。これは、昭和二十三年七月九日發出の文部省教科書局長通達を受けて、「學校が主催して、靖國神社、護國神社(以前に護國神社あるいは招魂社であつたものを含む)および主として戰没者を祭つた神社を訪問してはならない。」と命ずるもの。

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