自立再生政策提言

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連載:千座の置き戸(ちくらのおきど)【続・祭祀の道】編

第六十六回 祭祀の心





そまひとと たひとあまひと さつをして おほみたからの かりてまかなふ
(杣人と田人海人猟男して大御寶の糧賄ふ)

「祭祀の心」の今様歌四首連作


いはひまつりの こころとは(祭祀の心とは)
 おのころじまの をすくにの(自転島(地球)の食す国の)
 いはれをきけば おのづから(謂はれを聞けば自づから)
 もとよりあるを しるべかし(始原より有ると知るべかし)


ひびのくらしの いとなみは(日々の暮らしの営みは)
 いにしへよりの おやかみの(太古よりの祖先の)
 ひいでたさがと わざによる(秀でた本能と能事による)
 うみくがからの めぐみなり(海陸からの恵みなり)


きこしをすすめ あがめつつ(聞こし食す皇崇めつつ)
 ともにいただき いのちつぐ(共に戴き(共食)命継ぐ)
 そのありがたさ うれしさを(その有り難さ嬉しさを)
 ちよにやちよに つたへなむ(千代に八千代に伝へなむ)


おやとこまごを ちよろづの(祖先と子孫を千万の)
 ことのはもちて つなぐより(言の葉以て繋ぐより)
 いはひまつりの ならはしを(祭祀の習慣を)
 ひびおこたらず はげむべし(日々怠らず励むべし)


南出喜久治(平成29年元旦記す)


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